今朝は点けっぱなしのの読書灯の眩しさで目覚めた。慌てて枕元のスマートフォンを探り時間を確認すると5時だった。その時なにかが落ちる軽い音がした。ない。読みかけの「黒冷水」がない。ベッドと壁の隙間に落ちたのか。最悪だ。震災で家具は一定方向に片寄り、ベッドと壁の隙間はわずかだった。
9/1 13:04

ベッドと壁の隙間にスマートフォンの明かりをてらしてみる。全く見えない。朝5時、ベッドを動かすしかないのか。もう諦めて朝一でまた買ってしまおうかとも思ったが、続きを読みたい一心で目覚めの重労働をする。発見。そして目覚ましが鳴るまで、再び「黒冷水」の世界に浸った。
9/1 19:30

「黒冷水」読了。当方にも弟がいる。実の兄弟間の憎しみや複雑な心情は理解できるところがあった。作中の様な金も手間もかかる兄弟喧嘩になったことはもちろんなく、兄弟の攻防を娯楽作として楽しんだ。しかし後半の展開には参った。完結したと思った物語が、再び息を吹き返した時の吃驚たるや!
9/1 20:08